除草剤、散布しました!!
本ブログは、このようなところに焦点を当てて書いています。
しかし、果たして除草剤の記事は、どれほどの需要があるのか気になるところです。でもまぁ、ほぼ趣味でDIYしたり、ブログを書いたりしてるんで、変わらずつらつらと書いていきたいと思います。需要があったら嬉しい限りです。
ゼニゴケの特徴
そもそも、ゼニゴケとはご存知でしょうか?「コケしょくぶつ…」「シダしょくぶつ…」なんだか授業で習ったような言葉。なんとなく聞いたことあるけど、詳しくは覚えていない。。。ということで、まずは、ゼニゴケがどんな植物なのか、特徴を知っていきたいと思います。
そのあとに、対処法について見ていきます。ちなみに、お酢や熱湯など、いくつか退治方法があります。これらと、除草剤の違いなんかも見ていきたい思います。
根・茎・葉の区別がない「葉状体」と「仮根」で構成されている
ゼニゴケに代表される、コケ植物には維管束がありません。根・茎・葉の区別がなく、「葉状体」と「仮根(かこん)」で構成されています。
「仮根」は「かこん」って言うんですね。初めて知りました。
「葉状体」の中の細胞内には葉緑体があり、ここで光合成を行っています。また、この葉状体の表面全体で、水分や栄養の吸収を行っています。栄養をしっかりと吸収しそうな白いフサフサな根っこがあります。これは、自らを支えるためだけのもので「仮根(かこん)」と呼ばれています。
個人的衝撃的事実:「根っこみたいなところ(仮根)」からは栄養を吸収していない
上で書いたように、コケ植物は葉状体という部分で光合成および栄養を吸収しています。そのため、白いひげのような仮根からは栄養を吸収していません!これは、驚き。
では、仮根は何をしているのかというと、葉状体を頑張って支えているのです。大切な役割ですね。
除草剤「ダイロン」ってなに? ~葉から根からW効果~
ダイロンとは、ガーデニング・園芸・家庭菜園を支える大手「住友化学園芸」さん製の除草剤です。除草できる雑草は、「ゼニゴケ」「1年生雑草」です。
※大事な効果に関する情報は以下の通り。
- 枯れ始めるまでの日数:約1〜2週間
- 効果の持続の目安 :3〜4ヶ月
また、容量は300gと2kgがあり、私は小さいタイプを購入しました。
ちなみに、ダイロンの正式名称は「GFダイロン微粒剤」です。容器には「葉から根からダブル効果」と期待できる文言が書かれています。1年生雑草には、葉や根に対して適用されますが、ゼニゴケに関すると葉や根の区別がないため、まあ、ゼニゴケにも効くというところが適当でしょうか。
ダイロンが効く理由
さて、ダイロンに含まれる成分について見ていきたいと思います。ダイロンには「DCMU」と呼ばれる成分が含まれています。これが有効成分らしいです。詳しく書かれていた出典資料によると、この除草剤は、「光合成阻害型除草剤」と書かれています。
DCMUについて
DCMU
尿素系除草剤の一つ。3‐(3,4‐dichlorophenyl)‐1、1‐dimethylureaの略で、典型的な光合成阻害型除草剤である。殺草作用の発現はゆるやかで、普通土壌処理剤として用いられる。日本では、禾穀(かこく)類、マメ類、イモ類、クワなどの畑、茶園、果樹園などの一年生雑草の除草に用いられる。DCMUと同系列の除草剤として、リニュロン(商品名アファロン、ロロックス)、シデュロン(商品名デュパサン)、ダイムロン(商品名ショウロン)などが使用されている。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版 DCMU
すなわち、ゼニゴケの「光合成を阻害して」退治するというやり方です。そのため、枯れ始めるまでに時間が掛かるようになっています。ですが、その分しっかりと退治して、効果の持続期間は3〜4ヶ月と長くなっているのが特徴です。
散布してみました。
散布のしやすさ◎
根・茎・葉の区別がなく、葉状体から栄養を吸収するという特徴があることを確認しました。そのため、今回の薬剤の散布は、ゼニゴケの葉っぱのような緑の部分に集中的に散布していきたいと思います。
散布の対象となるゼニゴケの位置を確認。ゼニゴケの上からサササと薬剤をふりかけました。今回使用したダイロンですが、非常に適量を散布しやすい印象でした。ドサッと出過ぎることがない、穴が小さめの構造になっていました。
そして、平たい場所以外にも、壁際など比較的散布しにくいでも問題なくゼニゴケに薬剤を的中させることができました。
本記事での薬剤散布時は、風が無かったため的確に散布できました。ですが、写真で見て分かる通り、薬剤が微粒剤となっています。そのため、風が強いと薬剤が舞い上がってしまうかもしれません。そこは注意が必要です。
散布して、3日後の様子
まだ、3日後の様子しかありません。(すみません) 5日後、7日後の様子をアップデートしました。
3日後の様子
特筆すべき、これといった変化は見られませんでした。
散布後からの天気を振り返ると、一度も雨が降ることはありませんでした。そのため、薬剤が、コケに乗っている状態のまま3日が経過しました。コケは葉から水分や栄養を吸収していると、浅はかながら勉強したので、きっと薬剤が吸収されているはずです。
天気が悪いときに散布すると、雨で薬剤が流されてしまうかもしれないのでその点にも注意が必要かもしれません。一方で、ダイロンの効き目は、1から2週間すると効いてきて枯れてくるはずなので、そのときの経過もまたアップしたいと思います!
散布して、5日後の様子
散布して、5日後の様子を撮影したのでアップしました。
写真を見てみると、5日後では、かなりコケが弱ってきている様子が観察できました。3日後はあまり変化が見られなかったので、この数日で、目に見えて変化してきたことになります。
散布して、7日後の様子(※追記※)
使用前から、7日後までの経過を”アップデート”しました。
7日後は「茶色い箇所が大半を占める」くらいに変化が見られました。3日後までは大きな変化は見られませんでした。しかし、それから5日後、7日後と日を刻むにつれて、茶色い箇所が拡大していきました。(※写真におきまして、若干の明るさの違いについてはご了承ください。)
散布して、19日後の様子(※追記の追記※)
散布してからその後、19日が経過しました。段々と緑色が抜けていき、しぼんできました。そして、ほぼ枯れた状態になりました。まだ少し外観は見えますが、今までの勢いはまったく感じられません。
このように、コケ退治は無事に終了となりました。しかし、これはほんのわずかな一部分のみの退治経過です。おそらく、困っている方は、もっと広い範囲を退治しないといけない、という方も多くいると思います。
私もここ以外にも何箇所か撒きましたが、数箇所ですので今回のサイズで足りたと思います。もっと広いエリアのコケ退治、雑草退治をするにはこちらの大きめサイズがおすすめです。
梅雨になるとじめじめと活性化してくるので、ぜひとも早めに、気づいたときに退治してください。
経過日数から見る、ゼニゴケのサイズ感の変化
ここでは、ゼニゴケのサイズ感の変化について、感じたことを書いていきます。
使用前から枯れてきた7日後に渡って、ゼニゴケのサイズを比較してみます。すると、段々とハリがなくなってきて、小さくなってきました。すなわち、これが「枯れてきた」ということなのでしょうか。おそらくそうだと信じたいと思います。
実際のサイズを比較したわけではないので、数値では比較できませんが、見た目で分かる変化が色の変化とともに確認できました。一方で、ここまでしっかりと枯れるのに7日間が掛かるということも同時に理解しました。どんなことにしろ、効果が確認できるのは早い方が嬉しいわけです。しかし、コケ退治にそこまでスピードを求めているケースもあまりないかと思いますので、2日程度で効果が確認できず、他の除草剤を使用するなんてことがないようにご注意ください。今回使用した、「ダイロン」の効果を確認する場合は、散布してから少々寝て待って、思い出した1週間後くらいに確認すると良いでしょう。
対して、いますぐにでも退治したい!そんなときは以下の「コケレス」をご利用ください。
即効性は除草剤「コケレス」が良い◎
以前に、「コケレス」を使った記事を投稿しました。
コケレスとは、レインボー薬品工業株式会社さんのコケ駆除を専用とした除草剤です。製品のホームページには、以下のようなことが書いてありました。
ゼニゴケをすばやく死滅させる事ができる非農耕地用の家庭用コケ専用駆除剤です。
※農薬として使用することはできません。
このコケレスの主な成分は、「酢酸」と「酢酸ナトリウム」です。すなわち、酸性の液体によってコケを撃退する除草剤です。ちなみに、お酢の主成分も酢酸です。
「ダイロン」と「コケレス」の違い
このように、「コケレス」は酸性の液体を塗布して、ゼニゴケを撃退する手法を取ります。対して「ダイロン」は、薬剤を吸収させて、ゼニゴケの光合成を止めて撃退していく方法です。2つの製品の特徴の違いから、撃退方法が異なることがわかると思います。
つまり、「コケレス」は酸によって撃退するため、すばやくコケを死滅させることがきる特徴があります。こちらの製品の場合、除草剤を散布した翌日には効果を確認できました。そのため、即効性は「コケレス」の方が◎となります。以下、コケレス散布の記事です。↓
まとめ
さて今回は、コケの特徴から始まり、ダイロンの散布、散布後の様子、他の除草剤などについて報告してきました。19日後までの経過をみて、しっかりと退治できたことを確認しました。しかし、散布後の様子については、3日後の様子しか確認できていない、7日間の様子の変化しか確認できていないので、引き続きチェックしていくことが課題です。今後、このまま枯れて姿が見えなくなるのか。または、新たな芽がいつのまにか出てくるのか気になるところです。そのあたりも気にしながら記事にしていきたいと思います。
また、除草剤について薬剤の性質や撒き方について見てきました。除草剤には、それぞれ特徴がありますので、「今すぐにやっつけたいとき」や「じっくり長くやっつけたいとき」など、希望に適した製品を使うことをオススメします。今回の記事は以上になります。
ほかにも、芝生を張ったり、枯らしたりして遊んでるので、「芝生を張った記事」や「芝生が枯れた記事」などもよかったら見てね。
※除草剤を使用する場合は、製品に書かれている「効果・薬害等の注意」と「安全使用上の注意」をよくご確認のうえご使用ください。