こんにちは。たえぞう(@taezoucom)です。
木工用の蜜蝋ワックスの塗り方を紹介します。今回は、アカシア集成材のテレワーク机を作り、「木工用みつろうクリーム(尾山製材)」で仕上げみました。

この記事に書いてある内容
このようなところに焦点を当てて、紹介していきます。
「みつろうクリーム」で仕上げた前後の様子(天板のみ)
テレワークが多くなってきました。
それに伴い、自分の作業スペースが欲しくなりテレワーク用の机をDIYで作りました。仕上げは、ニス…、ブライワックス…、いろいろ検討しましたが、今回は自然素材の「みつろうクリーム」で仕上げてみました。
仕上げの前後は次のようになります!
仕上げ前
仕上げ後
仕上げ前
今回、使用した天板は、ホームセンターで購入した「アカシア集成材」です。よくある「杉材」や「パイン集成材」のような単色ではなく、濃淡がはっきりしたデザインで、アジアン家具やヴィンテージ風の家具に使われています。
アカシア集成材 塗装前
アカシアの木材を集め、繋ぎ合わせた製材です。アカシアは、芯の部分(芯材)は濃い茶色で、芯から離れた部分(辺材)は白く、色の濃淡がくっきりしているのが特徴です。そのため、集成材として形成するとメリハリのついたデザインとなり、室内に置くとワンポイント差しが入る感じになります。
木材としてのスペックは、以下のようになります。
仕上げ後
クリームを天板全面に塗り、約30分間、乾燥させました。その後、余分なクリームを拭き取った状態が下の写真になります。
アカシア集成材 塗装後
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仕上げ前後の写真から見た感想
なにも塗られていない天板(写真左)にみつろうクリームを塗りました。約30分後が写真右です。乾いた布でならして、余分なクリームは拭き取りました。
- 塗装前
- 30分後(乾いた布で拭き取り後)
色合いの変化
今後も、継続して木材の色合いの変化を楽しめる点は、とても貴重で楽しみです。
触り心地の変化
仕上げ後はヤスリがけしたあとなので、すべすべでしたが、粉っぽさもありました。クリーム塗布後は、しっとりとした肌質になりました。
ニスの場合、カチカチで表面がテカテカになってしまう点、塗装にニスの匂いがつきまということが気になる点、この2点の理由から、今回のみつろうクリームを選択してみました。
それが良かったのか、木材の質感も残り、匂いもなにか小学校でかいだことがあるような自然素材ワックスの香りでとても気に入っています。
3写真で比較:塗装前・直後・30分後
天板全面に「みつろうクリーム」を塗った直後は、けっこうテカリがありました。しかし、約30分後、乾いた布で拭き取ると、クリームが木材に染み込んだのか、テカリも落ち着いた雰囲気になりました。
- 塗装前
- 塗装直後
- 30分経過 拭き取り後
個人的には、ツヤ多めの塗装直後がいい感じかなーと思いました。
そのあたりは、「重ねてみつろうクリームを塗ることで艶が増します」と説明書にかいてあったので、今後のメンテンナンスにまわしていきたいと思います。まったく、世話がやけるやつだなー。(世話したい)
今回の塗装手順
天板のヤスリがけ
天板のヤスリがけは行いましょう。
その方が、塗装後の触り心地に格段の差を生み出します。また、表面がチクチクしていると、クリームを塗る際に布が引っかかったりして、そこからささくれのように板がめくれたりしちゃいます。そうなると、手間が増えちゃうので、最初から丁寧のヤスリがけをすることをおすすめします。
ヤスリがけの粉をよく拭き取る
天板が粉々しいと、クリームがうまく塗れなかったり、余計な粉のせいでうまくクリームが染み込まなかったりします。
そのため、ヤスリがけ後の天板は、小さなほうきのようなプラスチックハケで、さっさっと払い、乾いた布で抜き取ると、だいぶ粉が取り除けます。
机、棚など各種組立
天板がきれいになったら、机や棚など、各種形状への組立を行います。
ここから下は、クリームを塗っていきます。
みつろうクリームを乾いた布で塗る
組み立てが終わったら、必要な部分に「みつろうクリーム」を塗っていきます。今回、塗るときの布には、紙ウェスをくしゃくしゃに柔らかくして使いました。これはけっこう厚手ので、量も多く、使い勝手が良いためよく使っています。
缶の中のクリームは少し固いので、指の熱も加えつつ、ぬるっと布に付けます。そして、天板全面に、広く浅く、塗り拡げていきます。広く浅く、塗り拡げていきます。
ウェスでクリームを塗る
天板に塗布した様子
30分程度の待機
焦らず待ちましょう。…木材はしっかりとオイルを吸収している最中です。
乾いた布で拭き取り
待機が終わったら、塗布した部分全体を乾いた布で拭き取ってください。塗装直後のテカリは少し落ちますが、なんといいますがしっとり良い感じの肌になりました。(語彙問題)。艶がでてきて、表面を触ってもベタつかなければ完成です!!
- アップ1
- アップ2
- アップ3
- アップ4
出来上がり!!
とても満足のいく色合いで、これで撥水効果もあるんだから、今回の作業はとても面白く、手間がかかりますが、それが愛着が湧く要因なんだと思いました。
仕上がりの写真
今回の塗装に利用した「みつろうクリーム」
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原材料は、国産菜種油・亜麻仁油・椿油・国産ヒバ油、そして国産蜜蝋。また他の塗料とも相性が良く、劣化した他の塗料の上からもご使用いただけます。肌に優しく、穏やかな香りで、木のある暮らしをお楽しみください。
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資材一覧
まとめ
今回は、DIYで作成したテレワーク用机をみつろうクリームで仕上げた紹介してきました。ニスよりも木材本来の肌触りを残しつつ、天然素材のコーティングにより木材保護と撥水加工を実現する蜜蝋ワックス。けっこう虜になって、その他の家具にも塗っちゃいそうです。またそのときだったり、時間が経過した状態なんかも追記していきたいと思います。
商品の詳細な内容、またメーカーのコンセプトなどは本家ホームページを参考にしてください。
今回の記事は以上になります。
ほかにも、DCM固まる砂の記事やキシラデコール(水性)パリサンダー記事なんかを書いてるので見てね。