憧れる、きれいな緑。そんなお庭を目指して、土壌の作り方、そして芝生の張り方を書いていきます。

この記事には、どんなことが書いてあるの?
特に何もしていないスペースをどうにかしよう
今まで庭は特に何もしていませんでした。ただ、コロナ以降、家に居ることが多くなりました。
そこで、今まで放置していた小さな庭を緑のあるミニガーデンにしてみようと思い、芝生を植えることにしました。
ここからは、芝生を並べていきます。
芝生を植えていく
3月
芝生を並べるための土壌改良
芝生を張るために必要となった「土壌の改良」
庭の土は粘土質。そのため、芝生を植える前に、「ひと工夫」が必要な状態でした。
粘土質の状態の上に芝生を張ってしまうと、あまりいいことがありません。
このようなことが生じてしまいます。
このまま、土の上に芝生を張ってしまうと「うまく成長しない」、最悪の場合は「枯れてしまう」といった事態が発生してしまいます。
そのため、いちから土壌の改良を行いました。
この下からは、土壌改良の作業です。
土壌改良に向けた取り組み
STEP①:たがやす
まずは、深さ10センチくらいを掘り返すように、耕します。
このとき、面積が小さければ「小さなシャベル」でもいいかもしれませんが、「スコップ」を使うと便利です。特に、腰痛が気になる方など、準備は万端にしたほうがいいと思われます。
STEP②:ベース土の作成
今回は、以下の3点を使って、土壌の改良に取り組みました。
掘り起こした土に、「川砂」と「バーミキュライト」を混ぜ込み、ベース土を作成しました。川砂を混ぜることで、土同士がくっつくのを抑制します。また、バーミキュライトを混ぜることで、吸水性を高めます。
バーミキュライトとは
STEP③:排水性の確保
水はけを良くするために我が家には「暗渠排水」という、排水用の管を入れています。コルゲート管と呼ばれるものの方が安く、小規模なら使いやすいかもしれません。
この暗渠排水に水が流れるように、暗渠排水の周りをスコップで軽く掘って、排水性が高いパーライトを敷き詰めました。これで、雨が振っても土壌に水が溜まる続けることなく、暗渠排水を通って流れていってくれます。(たぶん)
STEP④:芝生用の床土(とこつち)を投入‼
ベース土をならして、軽く歩いて踏みならします。
そして、その上に、床土(とこつち)を投入します!
STEP④での<注意‼>…でこぼこを無くす
「芝生用の床土」は芝生が直接触れるところなので、床土がデコボコだと芝生も当然ながらデコボコになってしまいます。そうなると、ゆくゆく芝を刈りづらくなったり、見た目がボコボコしたり、あまり良いことが無いのです。
ならした後は、こんな感じです↓
(ならす方法)
できれば「レーキ」と呼ばれる器具を使うとならしやすいですが、ならすエリアが広くない場合は「シャベル」や「スコップ」などで良いでしょう。
コツとして、最後に「ホウキ」で表面を整えると綺麗になります。
平らにならすのがベストとは限らない
水はけを考えて、A地点からB地点へ水を流したいという考えがある場合は、A地点からB地点に少し傾くように、傾斜を付けてならします。
このときも、最後に「ホウキ」で調整すると綺麗に仕上がるでしょう。
ここまで来たら、次は芝生を張っていきます!!
芝生を張る
土壌が完成したら、あとはペタペタと芝生を貼っていきます!!
今回は、芝生と芝生の間は1センチ程度空けて並べました。
今回使用した芝は、「姫高麗芝」という芝です。1束10枚入り、598円くらいだったと思います。
単に芝生と言っても種類がいくつかあるようです。たえぞう調べによると、ホームセンターなどでは主に3種類があるみたいです。(芝生の詳細については、別の記事でまとめたいと思います。)
高麗芝は日本で最もポピュラーな芝で、野芝よりも葉の幅が狭く、密度も細やかなので、野芝より美しい芝になります。一般家庭の庭に多く使われています。
参照:にしはら造園 芝生の種類と特徴。それぞれのメリット・デメリットは?
芝生と芝生の間に土を入れる
隙間を空けずに芝生を並べれば、根の広がりを待たずに綺麗に仕上がりますが、そうすると掛かってしまうが、芝生の量です。つまり、コストです💰
だから少し隙間を空けて節約して並べようとすることはよくあります。また、単純に広さに合わせて良い感じに並べたら隙間ができてしまうことがあります。
しかし、芝生と芝生の間に隙間があり、根っこが土に触れていない箇所があると、その分、芝生の根っこが栄養を吸収する部分が少なくなってしまいます。
そのため、芝生と芝生の間に「目土(👀つち)」を入れておきます。
下の写真が、芝生と芝生の間に目土を入れた様子です。
軽くならして、水を上げて完成!!
芝生を並べて、目土を入れたら、その後、軽くならします。このときに、デコボコなどを見つけたら、目土を入れてあげて高さを合わせるようにしましょう。
最後に、水を全体にたっぷりと撒いて完成です。
張替えた記事はこちら
5月後半
芝生を張ってから2ヶ月程度が経過したので、伸びてきた芝生を刈ります。
芝を刈る
芝刈り機の種類
芝を刈る方法は主に以下の4つがあります。
「電動式芝刈り機」が圧倒的なパワーを発揮します。
広いエリアを素早く楽に刈りたいという人にオススメです。電源を必要とするためコンセントの確保と、電動のため場所によっては音の配慮が必要になります。あと、大型の芝刈り機を使っても、端っこはどうしても刈れないので、そのときにバリカンかハサミが必要になります。
「手動式芝刈り機」がちょうど良いかもしれません。
音がでないということで、自分のペースで作業ができます。電動式より値段も手頃です。
「電動バリカン」は、狭いエリアをお手軽に済ませたい方にオススメです。
音は出ますが、電動式芝刈り機よりは小さいため戸建ての小さめの庭でも導入しやすいです。また、電動芝刈り機では刈りきれない、端っこの伸びた芝を刈るのにも適しています。こちらもコンセントの準備が必要です。ハサミが土を噛んで、刃がボロボロになると切れなくなるので注意とメンテナンスが必要です。
「ハサミ」はとても狭いエリアを芝刈り機のメンテ無しで管理したい人にオススメです。
電源を必要とせず、音も出ません。また、電動芝刈り機では刈りきれない、端っこの伸びた芝を刈るのにも適しています。とはいえ、ハサミなので使う時間が長いと腕が疲れます。
うちは小さな庭なのでハサミで刈りました。
芝刈り前後の比較
ハサミでチョキチョキしました。実際にやってみた感想です。
- ザクッと爽快
- けっこう疲れた
成長しやすい環境づくり「サッチ取り」
私は小型のサッチ取りを使いました。それに加えて、手でかき集めたらまとまって取れました。
酸素を取り込む「エアレーション」
芝生をより密に、より成長させるために「エアレーション」という作業を行います。これは、芝生にポコポコと穴を空けて、芝生に酸素を取り込みやすくする作業です。
⚠穴を空けるこということは、芝の根を切ることになります。そのため、芝生にはストレスになるので、やりすぎにはご注意ください。
エアレーションの道具
ローンパンチ
足でブスブスと踏みつけていって、穴を空けていく道具です。
ゴルフ場でも利用されていて、穴の深さを調整できるのが下の道具です。
ガーデンスパイク
足に装着して、歩きながら穴を空けていくものです。保管に便利な大きさです。穴のサイズは、釘で穴を空けるイメージなので小さいです。
その他の道具を流用
専用の道具もありますが、穴を空けられれな良いので「サッチ取り用レーキ」や「マイナスドライバー」でブスブスとすることも可能です。
私は、サッチ取り用レーキを使いました。
そして、振りかざしてグサッと差し込み、うまく入らないときは足で押して差し込みました。
目砂・目土入れ
穴が開いてる場所や凸凹の場所をならすように砂を入れます。
⚠入れすぎると、芝が埋まってしまいます。そうすると、芝の成長点が上がり、グランドラインが高くなるのでご注意ください。
肥料をあげる
一箇所に集まらないようにしながら、全体的に撒いてきます。
500gと少なめなので、小さなお庭にはちょうど良い▼▼
仕上がり
引き続き、進捗をアップしていきたいと思いますので、良かったらまたご覧ください。
道具一覧
まとめ
継続して、芝生の土壌作りから芝刈りなど、途中の管理状況を書いてきました。今後も、どのようになるか追って記事にまとめていきたいと思います。
今回の記事は以上になります。
ほかにも、DCM固まる砂の記事なども書いてるので見てね。
・どうやって芝生を張るの?