
このページを見れば、害虫駆除に「スミチオン乳剤」を使う際に、散布範囲に合わせた「水の量」「スミチオンの量」「キャップの数量」がすぐに分かります。入力項目は2つだけで、散布範囲のたてとよこの長さをフォームに入力するだけで、さまざまの量を自動計算してくれます。
スミチオン乳剤の散布量の自動計算フォーム
※コガネムシ幼虫を駆除する際の自動計算
コガネムシの幼虫への散布量の目安は、1m2あたり、3リットルの量となっています。幼虫を見つけた発生初期に、年6回まで使用できます。
※シバツトガ、スジキリヨトウ、シバオサゾウムシを駆除する際の自動計算
シバツトガ、スジキリヨトウ、シバオサゾウムシへの散布量の目安は、1m2あたり、0.3〜2リットルの量となっています。見つけた発生初期に、年6回まで使用できます。
コガネムシの幼虫向けの散布量(1m2あたり、3リットル)と比較すると、1m2あたり、0.3〜2リットルと少なめになっています。したがって、コガネムシの幼虫向けの散布量を撒けば、うえの3種類の害虫も駆除できますね。
そもそも、スミチオン乳剤とは?
スミチオン乳剤とは、芝生の害虫駆除のほか、野菜、草花、庭木など、幅広い分野で、多くの種類の害虫を対象に使われている殺虫剤です。製造・販売元は住友化学園芸株式会社で、こちらの公式サイトで詳細が紹介されています。
特徴としては、芝生において「コガネムシ幼虫」「シバツトガ」「スジキリヨトウ」の害虫駆除に効果があります。
ですので、害虫の発生による芝生の弱りにお困りでしたら、害虫駆除を試してみてはいかがでしょう。
土の中に幼虫を発見!やったー!カブトムシかな。
まずはじめに、芝生の中に、なにかの幼虫を見つけたら、コガネムシ幼虫を疑ってみて下さい。
芝生の根っこを食い荒らすため、そのまま放置しておくと芝生が弱っていってしまします。
散布量の基本情報
スミチオン乳剤の芝生への散布量は、駆除対象とする害虫によって異なります。主に、以下のようになっています。
- コガネムシ幼虫:希釈倍数1000。1m2あたり、3リットル。発生初期。
- シバツトガ、スジキリヨトウ:希釈倍数1000。1m2あたり、0.3〜2リットル。発生初期。
- シバオサゾウムシ:希釈倍数1000。1m2あたり、0.3〜2リットル。幼虫発生期。
散布方法、用量等は十分に注意してご使用下さい。
どうやって薬剤を散布するの?
散布方法は主に2パターンあります。それは、小さい庭向けと大きな庭向けで異なります。
小さい庭向け:ジョウロ
庭が小さい場合は、ジョウロをおすすめします。
ジョウロで全体に散布できそうだけど、噴霧器がいいかな〜、と思っている方はご想像下さい。噴霧器は、ある程度の大きさになりますので、狭いお庭でおける場所を確保しなければなりません。
大きい庭向け:タンク、噴霧器
庭が大きい場合、ジョウロでは時間と労力を大きく消費してしまいますので、噴霧器などをおすすめします。
想像できますように、家庭用の噴霧器にも、自分で圧力を蓄積する「手動型」と自動で圧力が蓄積する「電動型」があります。ですので、その点もお庭のサイズと価格など考慮してご検討ください。
ジョウロってどんな種類がある?
ジョウロにいろいろな種類があります。用量が大きくなると、持つのが大変になるので、そのあたりも考慮するといいかもしれません。
- 新輝 トンボじょうろ(グリーン)4L
- アイリスオーヤマ ブリティッシュウォーターポット(チャコールブラウン)3.6L
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- タカギ NANOジョロ(ホワイト)6L
噴霧器ってどんな種類がある?
噴霧器は、主に「手動式」と「電動式」の2種類があります。手動式は、ポンプを押して加圧しなければなりません。しかし、電動式はモータ音が鳴るため朝夕など、音が気になるときは手動式がいいかもしれません。こちらも、お庭のサイズとの相談になるかと思います。
手動式
- 高儀 家庭用肩掛蓄圧式噴霧器4L
- マルハチ産業 蓄圧式噴霧器3L
電動式
- アイリスオーヤマ 噴霧器 電池式 5L
- マキタ 充電式噴霧器 バッテリ・充電器別売 5L
色も形もさまざまあります。そして、値段もさまざまあります。
まとめ
これまでの経験から、散布する水の量やスミチオンの用量、キャップ杯数をいちいち計算するのは面倒だと思いました。そこで、今回は、散布範囲を入力するだけで、いろいろな量を自動計算するフォームを作成しました。ぜひとも、適宜、利用していただけたらと思います。
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